ガーデン ご紹介

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Alnwick Garden & Castle  アニック・ガーデン & カッスル
               2010年5月22日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

入場料はカッスルとのCombined ticketが1人16.8ポンドと少々お高い。しかし、Adult料金より3ポンド安いのは嬉しい。 こちらではほとんどの施設の入場料が"Concession"、"senior"、"OAP"などとして割り引いてくれるのだ。
アニックは10年前にノーザンバーランド公爵夫人の発想で造り始められ、2002年にオープンしたガーデンだ。 5年前訪ねた時には造成途中だったが、好みは別にして、その壮大でしっかりしたコンセプトは感じられたものだ。
アーチをくぐって入場すると正面は"The Grand Cascade"だ。このガーデンのテーマの一つが水のようだ。素晴らしいお天気に子供たちが水着になって水に戯れている。 もう一つのテーマはファミリーのようだ。"The Treehouse"(樹上の家)や" Bamboo Labyrinth"(竹林の迷路)もあり、子供の歓声が聞かれる。
右手にローズガーデンがある。期待してやってきたが、まだまだつぼみが固いようだ。クレマチスは良く咲いている。特にモンタナが満開だ。 (この旅ではモンタナはどこへ行っても見事な花を見せてくれた。木のように太い幹をしている。)
ここのバラは何れも"David Austin"のバラで3000本に及ぶと言う。デビッドオースチンはアニック・ガーデンを称え”アニック(アルンウィックと表記されることが多い)” という新しいバラを2001年のチェルシーフラワーショーで発表している。残念ながらアニックもまだ蕾だ。(因みにマイガーデンにも1本植えてあり、今月半ばには咲き始めたのだが)

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日陰を選んで斜面を登って行くと"The Ornamental Garden"だ。05年にはまだなかった2つの噴水から流れ出る水路が縦横に走り、 ボックスに仕切られたいくつもの花壇に様々な植栽が施されているが、いずれも開花期には早い。花の色はわからないが葉色や質感がうまく組み合わされている。
自慢のデルフィニウムやブッシュバラもまだ少し時間がかかりそうだ。今はチューリップなどの春の球根植物が残っている。ハマナスのような早咲きのバラがかろうじて見られる。
野生リンゴ(Crab Apples)が見事なフェンス仕立てになって花を咲かせている。このフェンスもスケールが大きい。
"The Grand Cascade"の両脇にシデのトンネルがあり"hornbeam pergolas"と呼ぶようだ。その両端が一段と高くドーム風になっている(写真下右)。 今はまだ隙間があるが、何れは成長して完全なトンネルとなることだろう。
始動から10年のアニックでさえ成長過程にあることを思うと、陽だまりも長い目でゆっくり造って行けばよいのだと思う。 このガーデンはどちらかと言えば、あまり好みのスタイルではないが、イギリスに共通の”人が居て楽しむガーデン”という意味では素晴らしいものがあると感じる。

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アニック・カッスルまでは歩いて10分ほど。中間の広大な野原にはまだ各種の水仙が残っている。後でB&Bで聞いて分かったことだが、 今年は当地も冬が寒く春が遅かったようだ。
イギリスの居城としてはウィンザーに次ぐ2番目の大きさで、今年は700年のアニバーサリーとなるという。 増改築が繰り返され、18世紀に現在見られる姿になったということだ。さすがにノーザンバーランド公の居城だけに豪壮なものだ。
ハリー・ポッターや最近ではロビン・フッドなどの映画のロケ地となっている。
週末で来場者が多く混雑している。後のスケジュールを考えカメラの購入も後回しにして次に進むことにする。 でもその前に、ガーデンのアイスクリーム売り場の行列に惹かれ、ちょっと寄り道。

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Information
 Address  Denwick Lane Alnwick Northumberland NE66 1YU
 Telephone  01665 511350
 Web Site  Alnwick Garden    Alnwick Castle

オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。

「旅行記」もご覧ください。

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